時給900円で働く30代

限りなく事実寄りのオートフィクションで、登場人物の名前は全て仮名です。

2015-02-08から1日間の記事一覧

第十三回 七十二億の妄想

私はこの仕事の初日から気が狂いそうになり、そのことはもう何度も書きましたが、特に初期は仕事の切り回しが体に馴染んでおらず、この箱は何処に置くのであったか、次に何をすべきか、まるで不明瞭で、薄暗く足下も見えない中を手探りで進むのにも似た状態…